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アルツハイマー病の原因

アルツハイマー病といわれるアルツハイマー型認知症とは、脳血管性認知症やレビー小体型認知症など数ある認知症の中の一つです。脳の器質的変化によって発症し、一定の行動障害、認知症症状をともなう病気です。始まりは新しく、100年ほど前にドイツで報告があり、現在では世界で4600万人、将来的にはますます増えるとされています。患者は主に高齢者で、女性に多く。また40代で発症する若年性アルツハイマー型認知症もあります。

原因としては、脳で記憶や感情をつかさどる海馬とよばれる部分の萎縮が原因です。特定の化学物質や変異したタンパク質による組織の破壊によるものとされています。その要因として最も多いのが、加齢による変化です。加齢は人にとって避けられないので、誰にでも可能性があります。それに加えて遺伝的要因、環境や生活習慣が発症を加速させる要因になり、近年では糖尿病や高血圧の生活習慣病も要因になるとわかっています。
症状は、物忘れに始まる記憶障害があります。他の認知症患者であれば、忘れていることを指摘することによって思い出すことができます。しかしアルツハイマー型は、脳の記憶する部分にダメージを受けているので記憶そのものが欠けています、よって指摘を受けても思い出すことができません。このような記憶障害が特徴です。そして行動障害や判断力障害もでてきます。最近や直前のような短期記憶が障害をうけることによって、一貫した論理的行動や判断をすることが難しくなります。さらに見当識障害にいたります、これは時間や日時、場所、自分の名前等のわかって当たり前である事柄まで把握できない状態です。

治療ですが、その前にきちんとした診断を受ける必要があります。抗精神病薬は適応症状や病気によって決められているからです。ドクターによる問診がメインとなる認知症の鑑別診断は難しく、専門医のいる医療機関で行うべきです。問診は、本人を相手におこなうだけでなく、実際の行動や日常生活状態を聞くことから家族の同伴が必須です。他には心理テストや画像検査を含めて総合的に診断されます。

治療としてはアルツハイマー病に適応のある薬が数種類あり、投与されます。精神科の薬は長期間にわたり定期的に服用することが求められます。患者の症状によっては難しいケースが多く、家族や支援者のフォローが必要になることがほとんどです。なお、投薬しても、病状の進行を遅らせるだけで改善するものではないことを念頭においてください。脳の変化を元に戻すことはできないのですから。新薬の開発は行われていますが、目立った成果、根本的治療にはいたらないのが現状です。

このように患者の病状の進行を遅らせることがのが治療ですが、家族や周りの人達の協力でも可能であるとされています。患者本人の規則的な投薬はもちろんのこと、食事や運動などの生活習慣の改善、なにより患者本人のおだやかな精神的安定をもたらす接し方が重要です。怒らない、決めつけない、一方的に指示をしない、このように心がけ患者目線で寄り添い導くことが大切です。